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2015/08/20

ウォルマート上期決算 全部門減益と苦戦

ウォルマート ストアーズ(Walmart Stores)の2015年上期決算(2〜7月)は、ウォルマートUSとサムズクラブ(Sam's Club)が増収となったものの、ウォルマート インターナショナルを含めた3部門全てが減益となったことで、グループ全体として微減収減益となった。トータルの荒利益率はやや上昇したが、経費率が悪化し、収益性は低下している。既存店は、ウォルマートUS、サムズクラブ共に伸長している。


USの既存店は4四半期連続で増加


グループ全体の売上高は0.1%減の2333億0200万ドル、サムズクラブの年会費収入は8.9%増の17億2300万ドルで、合計の営業収益は3000万ドル減の2350億5500万ドルとなった。営業利益は9.2%減の117億4900万ドル、純利益は9.2%減の68億1600万ドルとなっている。


荒利益率は0.1P増の24.9%、経費率は0.6P増の19.9%となった。この結果、営業利益率は0.5P減の117億4900万ドル、純利益率は0.3P減の2.9%となっている。


ダグ マクミロン(Doug McMillon)CEOは、「ウォルマートUSの既存店は4四半期連続で前年をクリアしている。とくに客数が好調に伸びている。だが全体の売上は前年同期に及ばず、荒利益率も計画を下回った。ウォルマート インターナショナルは、為替調整後の売上は伸びている。メキシコ、カナダの既存店は順調だ。第2四半期のワールドワイドのeコマースの売上は16%の高い伸びを示している」と語る。


今年4月、50万人の時給を9ドルに


部門別では、ウォルマートUSが売上高で4.2%増の1442億0400万ドル、営業利益で7.5%減の94億5800万ドルの増収減益だった。


既存店は1.3%増となっている。カテゴリー別では、グローサリーは横ばいだったが、GMが1桁台前半、ヘルス&ビューティ、アパレル、ホームが1桁台半ばの伸びだった。


グレッグ ホラン(Greg Foran)ウォルマートUS CEOは、「今年4月、50万人のアソシエイトの時給を9ドルに引き上げた。過去2年間でネイバーフッドマーケット(Neighborhood Market)を350店以上開設したが、今期は当初予定の180〜200店の新設計画を160〜170店に抑制する。スーパーセンターは予定通り60〜70店を新設する」と語る。

日刊流通ジャーナル2015年8月20日号より抜粋

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